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うらら迷路帖、原作最終回にあたり

空凪ゆきです。


かねてより愛読していたまんがタイムきららでの連載漫画「うらら迷路帖」が今日、最終回を迎えました。

といっても、地方住みの自分が読むのは2、3日後になりそうですが…。


近所に書店がほとんどないのもあり、毎月漫画雑誌を買って読むほどはまった作品は、うらら迷路帖が人生で二作品目でしたが、二年以上にわたって読み続けた作品は、これが初めてでした。


絵を描いている身としても、いちファンとしても、作者のはりかも先生には大きな影響を受けました。

この作品、そして先生との出会いがなければ、今の自分はなかったと言っても過言ではありません。



千矢&紺 (描き途中のファンアート)

私がうらら迷路帖を好きであることは、pixivや旧webサイト内のブログを見たことのある方はご存知かもしれません。


ただ、あまり発信したことがないので、この機会に色々と書いてみようと思います。

少し長くなります。


♢♢♢♢♢


私がうらら迷路帖と出会ったのは、2016年の2月でした。


とある機会で訪れた場所に、うらら迷路帖1巻の表紙のイラストが大きく張り出されていました。

見たことのない絵柄にキャラデザ、塗り方、色使いに惹かれ、そばにあった1巻のページをめくった瞬間に受けた衝撃は、今も覚えています。


こんなに描き込まれた世界観の漫画があるのか…!と思いました。(当時は個人的和風ブームがきてたのもあり)

特に主人公の千矢にはどんどん惹かれていきました。


その後、はりかも先生にはうらら迷路帖の前に描かれていた「夜森の国のソラニ」という作品があることを知り、まずそちらから手をつけました。そしてちょうどうらら迷路帖の単行本を買おうと思った時期に、アニメ化が発表されました。


初めて買った、当時の連載雑誌である「まんがタイムきららミラク」(現在は休刊)は、2017年の1月号でした。後日うらら迷路帖の描きおろしブックカバーが3月号から3号連続で付録についてくると知り、5号連続で買い続けた結果、毎月作品を読む楽しさにはまり、今日まで購読に至りました。


特に当時のきららミラクは、うららのアニメ化が決定してから休刊するまでの約一年間、表紙がほぼうらら迷路帖で彩られていました。ファンにとってはたまらなかったです。(下画像は当時の本棚)



2017年10月16日発売の12月号できららミラクは休刊となった(2017年10月末撮影)

個人的にはきららミラク最後の回がかなり好きです。可愛いです。(単行本5巻の最後の話です)

うらら迷路帖はこの後、現在の「まんがタイムきらら」に連載が移籍されました。


TVアニメも最後までリアルタイムで見ました。実はこれがリアルタイムで見た人生初の深夜アニメでした。

内心どきどきしながら一話目を見た時、何故かOPで感動して泣きました。千矢とくろうが現れた時は思わず声が出てしまいました。

はりかも先生のイラストにもよくある謎の生き物と人間キャラの組み合わせが…かなり好きだからです。。

アニメも単行本3巻にある例のシーンをどう描いて来るかが楽しみで仕方ありませんでした。


アニメグッズや0P、キャラソン、サントラCDなど、買える範囲のものは大体買いました。(アニメ円盤は予算が足りず断念しました…)

中でも一番嬉しかったのが、1巻表紙の千矢のスケールフィギュアでした。持っているグッズの中では一番高価なものになりましたが、大満足の一品です。今も本棚の上に飾っています。


髪色が原作に近い限定版を購入 (2018年1月撮影)

きららに移籍して少ししたくらいから、物語のスピードが上がってきて、これは、、と思いながら読んでいました。でも、クライマックスに近づいていくハラハラ感は何にも代えがたいものがありました。


毎月毎月、読み終わる度に、「凄い…」とため息をつくほどに感動していました。

振り返ってみれば千矢たちが二年前に比べ大きく成長していることに気づき、何とも言えない気持ちになりました。


最終話目前と発表された先月上旬は、関西コミティア原稿真っ只中でも気持ちが抑えられず、しばらく椅子に座ってられませんでした。いつか近いうちに最終回が来る、と分かっていたはずなのに、それでも抑えきれませんでした。

原稿を終えてようやく先月号のうらら迷路帖を読んだ時は、涙がとまりませんでした。


♢♢♢♢♢


作者のはりかも先生は、2017年4月に個人画集を出版されています。それに載ったとある絵を見れば分かるのですが、先生は四国のご出身です。

自分も四国出身なので、勝手ながら親近感を抱いていました。


毎回うらら迷路帖の単行本のあとがきに、うどんが描かれているのを見るとほっこりするのと同時に、嬉しくなります。


漫画、アニメ、そして最近はきららファンタジアのイラストまで…。自分自身も絵を描く大変さを噛みしめている今、本当に尊敬しかありません。先生の活躍を見て、自分ももっと努力しなければと思いました。


♢♢♢♢♢


私にとってはりかも先生は遠い星のような憧れの存在であり、うらら迷路帖はそんな先生を知るきっかけの作品でした。


そしてうらら迷路帖をきっかけに、他の面白い漫画やアニメに出会うこともできました。


漫画やアニメを好きな人達の気持ちを知ることができ、好きな作品があることの幸せを知りました。


絵を描くのが苦しい時も、先生の絵を見るだけで元気をもらえました。



持っているうらら迷路帖関連のもの (2019年6月撮影)

うらら迷路帖とはりかも先生に、ありったけの感謝を伝えたいです。

本当に、本当に、ありがとうございました。


そして、これからも応援しています。


うらら迷路帖最終回、心して読みたいと思います。







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